汚れがまったく落ちない洗剤がもたらすとても恐ろしい悲劇の話です。
さて、
ここ数年、競争することを良しとしない風潮がまん延しているように思います。
たとえば、こんな感じです。
「ナンバーワンにならなくてもいい、オンリーワンでいい」
「そのままでいい」
「頑張らない生き方」
などなど、
まるで競争を否定しているような言葉が支持されています。
しかし、私たちが暮らしている国、日本は資本主義経済の国です。
資本主義の原理は、競争です。
簡単に言ってしまうと、
自由に競争して、競争に勝ったものが富を手にするというのが資本主義のルールです。
にも関わらず、
「競争に勝ってガンガン稼ぐ」
といったような表現は、まるで悪のように扱われます。
しかし、自己の利益を追求する競争を否定したら、社会主義になってしまいます。
社会主義とは、私有の財産は無く、財産のすべてを共同で管理して分配するというものです。
ですから、お金持ちも貧乏人もいません。
もちろん、競争もありません。
一見、平等に思うかましれませんが、はたして、本当にそうでしょうか?
朝4時から夕方6時まで畑仕事をした人も
朝4時からお昼の12時までしか畑仕事をしなかった人も
同じ報酬だとしても平等と言えるでしょうか?
努力しても、努力しなくても同じ報酬なら誰も、人一倍頑張ろうとは思わなくなります。
当然、その国の活力は失われます。
今、日本が、そうなりつつあるのです。
日本は、海外から
「世界で唯一うまくいっている社会主義の国だ」
と揶揄(やゆ)されています。
「ナンバーワンにならなくてもいい、オンリーワンでいい」
本当に、そうでしょうか?
もし、競争を無くしてオンリーワンを尊重したら、
どんな世界になるでしょうか?
たとえば、
汚れがまったく落ちない洗剤も競争に負けることなくスーパーで売られ、
時間が遅れたり、進んだりする時計も競争に負けることなくお店で売られ、
腐った牛乳を売る店も潰れることなく存在する社会が、
はたして平等で理想的な社会でしょうか?
極端に思うかもしれませんが、競争を否定した社会は、
このように不健全な社会になってしまうのです。
社会が必要としていないものは、競争によって自然淘汰され、
市場から排除される社会が健全な社会なのです。
汚れがまったく落ちない洗剤は競争に負けスーパーから消えてなくなり、
汚れが良く落ちる洗剤だけがスーパーに並んでいるのが社会にとって望ましい状態なのです。
つまり、
個人が自己の利益を追求することによって起きる競争が、
社会に利益となる最も望ましい状態をもたらしているのです。
自然淘汰と適者生存です。
逆に競争を否定したら、
社会が必要としていないものまでもが存在するような、
社会にとって不利益な状態をもたらすことになってしまいます。
あなたも、汚れがまったく落ちない洗剤を使いたくはないはずです。
ですから、あなたが健全な社会を望むのであれば
もっと、もっと自己の利益を追求するべきなのです。
「平等」とか「オンリーワン」とか「頑張らない生き方」とか
「ノマドライフ」とか「ライフタイムバランス」なんて
やわなことを言っていないで、もっとたくましくガンガン稼ぐことを追求してください。
それが社会に利益をもたらすことになるのです。
ちまたに溢れている耳に心地の良い言葉に踊らされないでください。
もっともっと稼ぐことを追求してください。
競争が社会を発展させるのです。




